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筋骨格系の医療英語

The musculo-skeletal system

ここでは、筋骨格系(The musculo-skeletal system) に関する医療英語を学びます。
医療英語を学習した後、ページ下にある画像で医療英語を確認できます。

筋骨格系は身体を支える骨格系(the skeletal system)と、
骨格の運動を引き起こす筋肉系(The muscular system) の総称です。

骨(bone)、靭帯(ligament)、腱(tendon)、軟骨(cartilage)、筋肉(muscle)
から成り立っています。

⦿ 骨格系

人体は206の硬い骨(bone) に支えられ、構成されています。
骨は骨膜(periosteum)という膜組織に覆われています。
骨膜には骨細胞に酸素と栄養を供給する血管が流れています。

骨の中心部に存在する海綿状の組織には骨髄(bone marrow) があり、
ここで血液が作られます。

関節(joint) は二つ以上の骨が合わさる所にあり、人体が動かすことを可能にします。

軟骨(cartilage) は骨の先端同志がこすり合わさらないようにする為に、関節を保護する結合組織(connective tissue) です。

骨膜(synovial membrane) は関節に沿い、骨膜液(synovial fluid) を分泌し、関節が動き易く滑らかにします。

靭帯(ligament) は結合組織(connective tissue) でできた強い束で、関節で骨同志を繋ぎ合わせます。

靭帯が骨と骨を繋げる一方、骨と筋肉を繋ぎ合わせるのは結合組織(connective tissue)
でできた腱(tendon)といい、筋肉の両先端にある腱が骨を動かす役目をします。





⦿ 筋肉系

筋肉(muscle) の重要な二つの役割は身体やある部分を動かすこと、
姿勢を維持することです。

筋肉は随意筋(voluntary muscle)不随意筋(involuntary muscle)に大きく分かれています。

随意筋は骨と結合した筋肉であり、意図的に動かすことができる筋肉で骨格筋(skeletal muscle)ともいいます。
腕や足の筋肉がその例です。
随意筋は顕微鏡で見た時に横紋が見られる為、横紋筋(striated muscle)とも呼ばれます。

不随意筋は不随意に動き、意図的に動かすことができません。
胃、腸、血管や他の器官等にみられます。
随意筋のように横紋がなく表面が滑らかな為、平滑筋(smooth muscle) とも呼ばれます。

一方、心臓のみに見られる筋肉は、心筋(cardiac muscle) といいます。
心臓は不随筋ですが、横紋筋のように縞模様がみられます。




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